出品する作品を説明するオルセー美術館のコジュヴァル館長=28日、パリ
オルセー美術館展、来年5月から ゴッホなど百十数点公開
日本経済新聞社は28日、パリのオルセー美術館との間で、
2010年5月26日から8月16日まで東京の国立新美術館で開く
「オルセー美術館展」の契約書に調印した。テーマは「後期印象派」(仮称)。
フィンセント・ファン・ゴッホの「自画像」、アンリ・ルソーの「蛇使いの女」など
百十数点の絵画を一般公開する。
オルセー美術館のギ・コジュヴァル館長と日本経済新聞社の杉田亮毅会長が文書に署名した。
コジュヴァル館長は「これだけの規模と質でオルセーの油彩画を日本に紹介するのは初めて」
とあいさつし、杉田会長は「世界最高峰の名画が勢ぞろいした素晴らしい展覧会にしたい」と応じた。
公開作品はほかにポール・セザンヌの「篭(かご)の静物、または台所のテーブル」、
モーリス・ドニの「緑の木立の風景」など。
19世紀末から20世紀初めに展開した後期印象派以降の潮流に焦点をあてる。
(NIKKEI NET 00:02)
