GM、債務削減は不調 法的整理濃厚に、週内に対応を協議
米ゼネラル・モーターズ(GM)は27日、
26日深夜に回答期限を迎えた債務削減交渉で債権者の応募額が未達に終わり、
債務削減案は失効したと発表した。金額ベースで9割の債権者が応じる必要があったが
「大幅に下回った」としている。
週内に取締役会を開き、今後の対応を協議する。
債務削減交渉の条件見直しなどは表明していない。
GMは6月1日までに債務削減で合意できなければ、連邦破産法11条
(日本の民事再生法に相当)を申請すると言明していた。
GMは約270億ドル(約2兆6000億円)の無担保債務の大幅な削減を計画。
債権者に見返りとして再建後のGM株の10%を割り振る考えだった。
だが、債権者側は受け取る株式が少なすぎるなどと反発。
GMの発表によれば「大幅未達」に終わった。 (NIKKEI NET 27日 20:38)