記者会見するトヨタの渡辺社長=8日、東京都文京区
トヨタ、10年3月期も最終赤字見込む 5500億円
トヨタ自動車が8日発表した2009年3月期の連結決算(米国会計基準)は
最終損益が4369億円の赤字だった。
世界的な景気悪化で自動車販売が急減したほか、為替の円高が収益を圧迫。
過去最高益だった08年3月期(1兆7178億円の最終黒字)から一転し、赤字となった。
10年3月期も販売減が続き5500億円の最終赤字を見込む。
前期の連結売上高は20兆5295億円と22%減少した。
北米、日本、欧州、アジアなどほぼすべての地域で販売が減少。
連結販売台数は756万台と前の期に比べ15%減った。
10年3月期は連結販売台数が650万台と約100万台減少するとみており、
売上高は16兆5000億円と前期比で20%減る見通し。
営業損益も8500億円の赤字を見込む。(NIKKEI NET 08日 20:38)
東芝の10年3月期、最終赤字500億円 09年3月期は赤字3435億円
決算発表する東芝の村岡富美雄専務=8日、東京証券取引所〔共同〕
東芝は8日、2010年3月期の連結最終損益(米国会計基準)が500億円の赤字
(前期は3435億円の赤字)になる見通しだと発表した。
営業損益は黒字転換を見込むが、2期連続の最終赤字となる。配当は現時点では未定とする。
売上高は前期比2%増の6兆8000億円。営業損益は1000億円の黒字
(前期は2501億円の赤字)転換を見込む。
事業別の営業損益では、社会インフラ事業で増益を確保するほか、
デジタルプロダクツ事業が黒字転換。電子デバイス事業の赤字幅は大幅に縮小し、
家庭電器事業は損益トントンを見込む。
09年3月期の連結決算(米国会計基準)は、最終損益が3435億円の赤字
(前の期は1274億円の黒字)だった。
景気低迷の影響で電子デバイス事業やデジタルプロダクツ事業などが悪化し、
7年ぶりの赤字だった。配当は7円減の年5円とする。
売上高は13%減の6兆6545億円、営業損益は2501億円の赤字
(前の期は2463億円の黒字)だった。 (NIKKEI NET 08日 22:52)

