欧州中銀、0.25%利下げ 「量的緩和」で足並み
欧州中央銀行(ECB)は7日の定例理事会で追加的な金融緩和策を決めた。
ユーロ圏16カ国に適用する政策金利を0.25%下げて13日から年1.0%とするほか、
金融機関への資金の貸付期間を1年に延長。民間金融機関が発行する債券の一部も購入する。
いずれも銀行の資金調達を支えるのが狙い。
主要国の中銀が利下げ以外の政策手段で通貨供給量を拡大する「量的緩和」
で足並みをそろえる。
最重要の市場調節金利は1999年の通貨統合後の過去最低を更新する。
記者会見したトリシェ総裁は「長期のインフレ率も安定している」と利下げの理由を説明した。
(NIKKEI NET 07日 22:50)