ドイツ首相府の共同記者会見で笑顔の麻生首相とメルケル首相=5日、ベルリン〔共同〕


日独、経済安定へ連携 首脳会談、北朝鮮に6カ国協議復帰求める

麻生太郎首相は5日、ドイツのメルケル首相とベルリン市内の首相府で会談した。

金融・経済危機の克服に向けて財政出動や金融システムの安定化策などで協調することで一致。

強硬姿勢を崩していない北朝鮮に対しては6カ国協議への早期復帰を求めることで合意した。

麻生首相は会談後の記者会見で「経済危機や世界の安定・繁栄に一緒に努力することを確認した」

と述べた。

メルケル首相は北朝鮮問題に関し「できることは何でもしたい」と表明。

両首脳はアフガニスタン支援でも緊密に連携することで一致した。

地球温暖化問題では、麻生首相が

「我々の世代が責任を持って解決への道筋をつけるべきだ」と指摘。

米国や中国など温暖化ガスの主要排出国を含めた新しい 枠組みの合意に向けて

日独が連携することを確認した。

豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザ対策でも協力する方針で一致した。

(NIKKEI NET 01:13)