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米国株、買い先行 ダウ61ドル高 スプリント急伸、素材や金融高い
米国株、買い先行 ダウ61ドル高 スプリント急伸、素材や金融高い
4日の米株式相場は買い先行で始まった。
ダウ工業株30種平均は午前9時35分現在、前週末比61ドル72セント高の 8274ドル13セント、
ハイテク比率の高いナスダック総合株価指数は同11.39ポイント高の1730.59で推移している。
米景気底入れ観測を背景に した買いが続き、素材株や金融株が堅調に推移している。
予想を上回る四半期決算を発表した携帯電話大手スプリント・ネクステルが13%高と急伸。
アナリストの強気な判断が伝わった携帯情報端末「ブラックベ リー」を手掛ける
リサーチ・イン・モーションが買われている。
通信関連ではAT&Tやベライゾン・コミュニケーションズが小高く推移している。
著名投資家バフェット氏の好意的な評価が伝わった米銀大手ウェルズ・ファーゴが約4%上昇。
4日付の英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は米銀大手の シティグループと
バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)がそれぞれ100億ドル以上の資本を調達する計画に
取り組んでいると報じた。バンカメ、シティとも堅 調に推移している。
やはり4日付のFT紙によれば、欧州自動車大手、伊フィアットのマルキオーネ
最高経営責任者(CEO)が資本提携を決めた米自動車大手クライスラーと、
独オペルなど米ゼネラル・モーターズ(GM)の欧州部門をフィアットの自動車部門と
統合させる構想を明らかにした。GMは1.7%高で推移している。
ダウ平均構成銘柄ではシティやバンカメのほか、非鉄大手アルコアや半導体大手インテル、
建機大手キャタピラーの上げが目立つ。 (NIKKEI NET 04日 23:12)