厚労相「対策を着実に実施」 WHO、警戒水準引き上げで
世界保健機関(WHO)が新型インフルエンザの警戒水準(フェーズ)を
「4」から「5」に引き上げたことを受け、舛添要一厚生労働相は30日、厚 労省で緊急に記者会見し、
「現時点で国内に患者が発生している状況ではない。これまで通り必要な対策を着実に実施する」
と述べた。そのうえで「国民は引き 続き正しい情報に基づき、冷静に対応してほしい」と求めた。
舛添厚労相は、国内で発生した場合に備え、医療機関に院内感染に対応する
発熱外来の設置の要請や治療薬の在庫の迅速に把握する体制の整 備を進める。
また新型インフルエンザのウイルス株を速やかに入手し、今回のウイルスの危険性を配慮しつつ、
重症化を予防するワクチンの製造に取り組むとい う。 (NIKKEI NET 07:11)
WHO、警戒水準「5」に引き上げ 新型インフル
世界保健機関(WHO)は29日夜(日本時間30日朝)、
豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザが世界各国に広 がったことを受け、
世界の警戒水準(フェーズ)を1段階上の「5」(2カ国以上で人から人への感染が拡大)に引き上げた。
WHOが世界的大流行(パンデ ミック)が差し迫っていることを宣言した形で、
世界の経済に大きな影響を与えそうだ。 (NIKKEI NET 05:07)