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米国株売り先行、ダウ41ドル安 インテルの見通しが重し 半導体株安い
15日の米株式相場は小幅に下落して始まった。
ダウ工業株30種平均は午前9時35分現在、前日比41ドル26セント安の7878ドル92セント、
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同15.39ポイント安の1610.33で推移している。
前日夕に半導体大手インテルが市場予想を上回る1―3月期決算と併せて発表した
売上高見通しが一部で慎重と受け止められ、相場の重しとなっている。
ただ、大幅安の翌日とあって値ごろ感などからの買いも入り下げ幅は限られている。
インテルは2%超下落。15日には複数のアナリストが目標株価を引き上げたと伝わった。
アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やテキサス・インスツルメンツ(TI)など
ほかの半導体株も売られている。
ネット電話サービス「スカイプ」事業を本体から切り離し、
新規株式公開(IPO)する計画を発表したネット競売大手イーベイは小安く始まった。
1―3月期決算で最終損益が20億スイスフランの赤字なったもようと発表した
スイスの金融大手UBSは3.8%下落。
UBSは併せて、全社員の11%に当たる8700人の人員削減を実施する計画も発表した。
シティグループやバンク・オブ・アメリカなど米金融株も総じて安い。
米メディアは米政府が大手金融機関を対象にした
資産査定(ストレステスト)の一部結果の公表を検討していると報じている。
デューク最高経営責任者(CEO)が景気後退局面はすぐには終わらないと話したと伝わった
小売り大手のウォルマート・ストアーズは小幅安。
一方、四半期配当の増額を発表した日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は
1%上昇。
自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)も高い。
4月のニューヨーク連銀景気指数はマイナス14.65とマイナス幅は前月から大幅に改善し、
市場予想より小幅となった。
一方、3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で54年ぶりのマイナス。
3月の鉱工業生産は前月比1.5%減と市場予想以上に減っている。
(NIKKEI NET 15日 22:53)