米国株、1カ月で2割上昇 先行きには慎重論も


米株式市場で投資家心理が徐々に好転してきた。

ダウ工業株30種平均は12年ぶりの安値を付けた1カ月前に比べ23.5%上昇。

財政・金融の政策効果や経済指標の変化、金融不安後退への期待感が背景にある。

ただ、実体経済や企業業績の悪化基調は続いており、株価の先行きに慎重な見方も少なくない。

9日のダウ平均終値は8083ドルと2月9日以来の高値。

3月9日に付けた直近安値(6547ドル)からの上昇幅は1500ドルを超えた。

金融株が上昇をけん引し、

シティグループとバンク・オブ・アメリカの株価はそれぞれ3月上旬の3倍超に回復した。

                                (NIKKEI NET 08:22)