NY円、続伸 99円70―80銭、米景気への警戒感で
8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸。
前日比65銭円高・ドル安の1ドル=99円70―80銭で取引を終えた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を手掛かりに米景気悪化への
警戒感がやや強まり、円買い・ドル売りが出た。
持ち高調整の円買い・ドル売りも優勢だった。
海外市場で円高・ドル安が進んだ流れを引き継いだ。
午後に公表になった3月17―18日開催のFOMC議事要旨では、
米連邦準備理事会(FRB)が2009年後半や2010年の
実質国内総生産(GDP)の見通しを下方修正していたことが分かった。
米景気悪化が長引くとの見方が強まったことや、
米企業の1―3月期の業績への警戒感が広がっていることが円の買い材料となった。
米国株式市場でダウ工業株30種平均が一時、
下落した場面で投資家のリスク許容度が低下するとの思惑が出て、
円は比較的金利の高いユーロに対し上昇した。円は対ドルでも堅調だった。
聖金曜日で10日の米国株式市場などが休場になることを控え、
持ち高調整の円買い・ドル売りも出たという。円は一時99円31銭まで上昇した。
この日の円の安値は100円37銭だった。
円は対ユーロで続伸。前日比80銭円高・ユーロ安の1ユーロ=132円45―55銭で取引を終えた。
米株式市場でダウ平均が軟調に推移した場面で、円買い・ユーロ売りが優勢となった。
日本での講演で、ダラス連銀のフィッシャー総裁がユーロ圏の景気悪化について言及したことが
蒸し返され、円買い・ユーロ売りにつながったとの見方もあった。
ユーロは対ドルで3営業日ぶりに小反発。
前日終値と同じ1ユーロ=1.32ドル台後半ながらやや水準を切り上げた。
フィッシャー総裁の発言などがユーロの重しになり、ユーロ売り・ドル買いが先行。
ただ、米株式相場が上昇して終えたことから取引終了にかけ、ユーロの買い戻しが入った。
この日の高値は1.3309ドル、安値は1.3217ドル。 (NIKKEI NET 06:58)