東京外国為替市場で円相場は一時、
1ドル=100円台に下落=3日午前、東京・丸の内
東京円続落、5カ月ぶりに一時100円台
3日の東京外国為替市場で円相場は続落し、
昨年11月4日以来、5カ月ぶりに一時1ドル=100円台に乗せた。
20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)で主要国の協調が確認されたことなどから
国内外の株式相場が大幅に上昇。
世界経済の底割れが回避されるとの見方が強まり、資金の逃避先とされてきた円を売って
ドルを買う動きが広がった。
米国の会計基準を決める米財務会計基準審議会(FASB)が時価会計の緩和を決めたことも、
市場参加者に安心感を与えている。
海外ファンドなどが主導する形で円安・ドル高が進行。
円は対ユーロでも売られ、昨年10月21日以来の円安・ユーロ高水準となる
1ユーロ=134円台後半まで一時下落した。
1日に発表された日銀の企業短期経済観測調査によると、
大企業製造業の今年度の想定為替レートは1ドル=97円18銭。
1ドル=100円前後では輸出企業の円買い・ドル売りも出ている。
ただ、輸出量の減少もあって相場を大きく押し戻す動きにはなっていない。
(NIKKEI NET 10:59)
