投信に「目標価格設定型」相次ぐ 一定額超せば利益確定



基準価格が一定額を上回ると利益を確定するタイプの投資信託の設定が相次いでいる。

世界的な金融危機で株式市場などの運用環境が厳しく、

前倒しに投資家に利益を確定させることで投資意欲をもり立てるのが狙い。

現在の株価水準を「割安」と見る個人は多いが、自動的に利益を確定する条件を付けることで

「売り逃し」のリスクを避け、投資に慎重になっている個人の購入を促す。

住信アセットマネジメントは3月末に設定した「日本厳選割安株ファンド」で

基準価格が当初の1万円から25%上がり、1万2500円以上になると

繰り上げ償還する条件を付けた。三菱UFJ投信も4月に同様の投信の設定を検討する。 

(NIKKEI NET 07:02)