NY原油、大幅続落 5月物は48.41ドルで終了
30日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は大幅に続落。
WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の5月物は前週末比3.97ドル安の
1バレル48.41ドルで終えた。
終値で節目の50ドルを割り込むのは18日以来8営業日ぶり。
米株安やドル相場の上昇を背景に、売りが優勢だった。
米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーの救済問題をめぐり、
破産法適用の可能性が意識されたことなどから、同日の米株式相場は大幅に下げた。
景気の先行き懸念に伴いエネルギー需要が減少するとの警戒感が高まった。
外国為替市場では、ドル相場が対ユーロで上昇した。
ドル建てで取引される原油先物の割高感が意識され、売りが膨らんだ。
この日の安値は48.11ドル、高値は52.25ドル。ガソリン、ヒーティングオイルも続落。
(NIKKEI NET 05:53)