記者会見する日銀の白川総裁=17日午後、日銀本店〔共同〕
日銀、銀行などの劣後ローン1兆円引き受け 貸し渋りを防止
日銀は17日、政策委員会の通常会合を開き、
銀行の資本増強を支援するために劣後ローンによる資金供与を検討することを決めた。
国際業務を展開している大手銀行などを対象に、総額1兆円を貸し付ける。
白川方明総裁は同日夜に記者会見し、株安が進むと「金融機関が自己資本の状況を踏まえ、
貸し出しを抑制する」懸念があると説明。
政府の公的資金注入を補完する枠組みを用意して銀行の自己資本の底上げを後押しし、
金融システムの安定と景気の下支えを目指す。
白川総裁は会見で最近の株安などを踏まえ、
「有価証券の損失や信用コストが増大するなど金融機関の経営全般に悪影響が及んできている」
と危機感を表明した。
日銀は決算発表が集中する5月に向け、企業収益の悪化などを背景に株安が進むと、
銀行が自己資本比率の低下を懸念して貸し渋り姿勢を強めかねないと警戒している。
(NIKKEI NET 00:07)
