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米国株、小幅高で始まる 買い戻し優勢、シティやメルク上昇



3日の米株式相場は小高く始まった。

ダウ工業株30種平均は午前9時35分現在,前日比31ドル46セント高の7968ドル29セント、

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同2.32ポイント高の1496.75で推移している。

ダウ平均が前日に昨年11月下旬以来の安値に下落したため、

値ごろ感からの買いが相場を支えている。

一方、企業業績への懸念や米政府による新たな金融安定化策の

取りまとめに関する不透明感が上値を抑えている。

 朝方発表の決算で一株利益が市場予想を上回った製薬大手メルクが3%超上昇。

市場予想に反して最終赤字となった化学大手ダウ・ケミカルも小高い。

決算と同時に慎重な見通しを示した小口貨物大手UPSは

前日に過去1年(52週)の安値を付けていたこともあり、買いが優勢。

赤字幅が縮小した住宅建設大手のDRホートンは大幅高となっている。

公的資金に基づき365億ドルの資金供給を決めたと発表した米銀大手シティグループは

4%上昇している。

一方、赤字決算や普通株の四半期配当の停止を発表した携帯電話大手のモトローラが大幅安。

前日夕発表の決算で一株損失が市場予想以上だった半導体大手サンディスクが急落している。

(NIKKEI NET 00:05)