米GDP、10―12月3.8%減オバマ大統領「景気後退は深刻」
米商務省が30日発表した昨年10―12月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、
前期の昨年7―9月期(0.5%減)に比べ年率換算(季節調整済み)で3.8%減少した。
2期連続のマイナス成長。個人消費など内需が総崩れとなったうえ世界経済の失速で
輸出もマイナスに転じた。経済情勢悪化は年明け以降も続いており、米国の景気後退は
戦後最長になる可能性が高まってきた。
オバマ大統領は30日の演説で「景気後退は深刻になっている」と発言、議会で審議中の
景気対策の早期成立を訴えた。また、バイデン副大統領をトップとする中間層支援のための
特別チームの設置を正式発表した。 (NIKKEI NET 01:39)