根なし草 



ガイトナー財務長官が宣誓、経済再生を主導

米上院本会議は26日、オバマ米大統領が財務長官に指名していた

ティモシー・ガイトナー氏(47)の就任を賛成多数で承認した。

同氏の人事を巡っては、指名公聴会直前に過去の納税漏れ問題などが発覚。

承認手続きが遅れていた。経済政策の要である財務長官が正式に就任したことで、

金融機関の不良資産の抜本処理などオバマ新政権の包括的な金融対策が動き出す。

同日夜、財務省内で行われた宣誓式にはオバマ大統領が立ち会い、

「全幅の信頼を置いている」として新長官の手腕に期待を表明。

ガイトナー長官は「財務省は(経済再生を)主導しなければならない」と決意を述べた。

本会議での投票結果は賛成60、反対34。

過去の納税漏れへの不信感から共和党議員の多くが反対票を投じたほか、

米メディアによると、民主党からも4人が反対に回った。 (NIKKEI NET 10:49)

米上院で承認後、会見に臨むガイトナー財務長官(右)=26日〔AP〕