電機、利益6年ぶり低水準 大手9社の今期



電機大手の業績が急速に悪化している。

2009年3月期はソニーや東芝が1000億―2000億円規模の連結営業赤字に転落、

三洋電機の営業利益は前期比61%減の300億円と従来予想を200億円程度下回る見込み。

現時点で大手9社合計の営業損益は差し引き1兆500億円の黒字にとどまり、

前期比56%減と6年ぶりの低水準となる見通し。

世界的な景気後退を受けデジタル家電や半導体の不振は深刻になっており、

一段と下方修正の動きが広がる公算が大きい。

9社計の営業利益の水準は、IT(情報技術)バブル崩壊から立ち直り

好決算の出発点となった03年3月期の水準に逆戻りする。

足元の環境悪化を十分に業績予想に反映していない企業も多く、

例えば昨年10月以降の為替前提は大半が1ドル=100円だが、

実際の相場平均は95円前後。円高が利益の下振れ要因となるのは避けられない。

(NIIKEI NET 14日 07:00)