世界経済について話し合う景気討論会出席者ら=13日午後、東京・大手町
世界経済の現状に危機感 先行きには底入れ期待 景気討論会
日本経済新聞社と日本経済研究センターは13日、
東京・大手町の日経ホールで景気討論会を開いた。
世界経済の現状については全員が非常に厳しい認識を示したものの、
先行きについては財政・金融政策を支えに底入れを探るとの見方が目立った。
出席者は、岩田一政・内閣府経済社会総合研究所長、小林栄三・伊藤忠商事社長、
中島厚志・みずほ総合研究所チーフエコノミスト、深尾光洋・日本経済研究センター理事長で、
司会は小孫茂・日本経済新聞社東京本社編集局長。
岩田氏は世界経済について「金融面のショックは大恐慌以来の大きさ」とした。
小林氏は2008年後半の景気を「ジェットコースターで降りる状態」と表現。
中島氏は「金融危機はまだ途上」と指摘する一方で米欧を中心に大恐慌や
日本の不良債権処理を教訓にした財政・金融政策が実施されていることが
世界経済の底を支えるとの考えを示した。
深尾氏は08年10―12月期、09年1―3月期の生産の落ち込みが
累計2割に達することに危機感を表明した。 (NIKKEI NET 13日 15:17)