個人マネーも銀行シフト 定期預金5.6%増、08年11月末


個人マネーが株式や投資信託から、預金など安全資産へのシフトを加速している。

定期預金の残高が昨年11月末時点で前年より6%近く伸びる一方、投信は4割ほど減った。

金融混乱で家計が保有する株や投信で100兆円を超える評価損が発生。

相場の変動で元本が目減りするリスクを再認識した個人は安全志向を強めている。

資金調達では大企業も社債などから借り入れにシフトしており、

マネーの銀行依存が一段と鮮明になってきた。

日銀によると、個人の定期預金残高(国内銀行)は

08年11月末に約190兆7000億円と前年同月に比べ5.6%増えた。

外国銀行と信用金庫を加えても同5.1%の伸び(残高は約256兆9000億円)となった。

定期預金は日銀が量的緩和政策を解除した06年春に底を打ち、07年後半から伸び率を高めた。 (NIKKEI NET 07:00)