オバマ氏、経済対策で「GDP3.7%押し上げ」
オバマ次期米大統領は10日、週末恒例のラジオとインターネットを通じた演説で、
先に骨格を示した景気対策の経済効果を公表した。
政権発足から約2年後の2010年10―12月時点で、
景気対策を実施しない場合に比べて実質国内総生産(GDP)を3.7%押し上げると試算。
367万5000人の雇用増になると予測した。
経済効果はオバマ氏が米大統領経済諮問委員会(CEA)の次期委員長に指名した
ローマー・カリフォルニア大学バークレー校教授らが試算。
現在、議会と調整中の2年間で7750億ドル(約70兆円)という総額をやや上回る規模の対策を前提とした。
風力や太陽光など石油に代わる再生可能エネルギーへの投資で約46万人、
道路や橋などインフラ整備で約38万人の雇用を創出できると予想。
全体の9割は民間部門での雇用増になると推計した。 (NIKKEI NET 21:12)
