8,687.04 円   
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日経平均、午前終値74円高の8687円



18日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸した。

前引けは前日比74円52銭(0.87%)高の8687円4銭だった。

17日の米株安や円高・ドル安進行を嫌気して反落で始まったが、

売りは早々に一巡。日銀による金融緩和策への期待もあって、次第に底堅さが増し、

日経平均は上げ幅を100円超に拡大する場面もあった。

ただ、8700円近辺は最近の上値メドとして意識されており、

積極的な上値追いも続かなかった。東証株価指数(TOPIX)は小幅に続伸。

円相場が1ドル=87円台と13年ぶりの水準に上昇しているが、

業績悪化が懸念される輸出関連株は底堅く推移し、ソニーなどは朝安後上げに転じた。

既に前日、米連邦準備理事会(FRB)による事実上のゼロ金利導入の決定を受けて

円は対ドルで上昇基調を強めていたとあって、改めて悪材料視した売りは限られたようだ。

市場では、日銀があすまで開く金融政策決定会合で

追加利下げや企業への資金供給拡充に踏み切るとの見方と、

それによる円高進行の一服の思惑が支援材料になったとの声が聞かれる。

(NIKKEI NET 〔NQN〕11:29)