米FF金利、年0―0.25%に 日米政策金利が逆転
米連邦準備理事会(FRB)は16日開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、
最重要の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を
年0.0―0.25%に設定することを全会一致で決定、即日実施した。
現行の年1.0%から0.75―1.0%の追加利下げとなり、歴史的な超低金利政策に踏み込んだ。
FF金利の誘導目標が年0.0―0.25%まで下がったことで、日米の政策金利は逆転。
FF金利は、日銀の無担保コール翌日物金利の誘導目標(年0.3%前後)を下回った。
FOMC終了後に公表した声明は「今後、数四半期にわたり
大量の政府機関債や住宅ローン担保証券(MBS)を購入する」と表明。
金融政策の手段を金利誘導から市場に潤沢に資金を供給する
「量的緩和」に移行することを示唆した。 ( NIKKEI NET 04:32)