米ビッグ3救済、選択肢を精査中 財務長官、追加リストラを
ポールソン米財務長官は15日、
米フォックステレビで、ビッグスリー(米自動車大手3社)の救済に関し、
「ブッシュ大統領が自動車会社の破綻は見たくないという判断をした。
現在いくつかの選択肢を精査している最中」と語った。
米政府は12日に経済危機回避へ自動車大手の緊急支援に踏み出す方針を発表。
財源としては、金融安定化法に基づく7000億ドル(約63兆円)の公的資金が浮上している。
政府が支援を決める際の焦点についてポールソン長官は
「経営が軌道に乗るようにすることが重要」と指摘。
労組や債権者が追加リストラなどで譲歩する必要があるとの考えを示唆したものだ。
一方、ペロシ下院議長(民主)は15日、
7000億ドルの公的資金枠のうち、議会の追加承認が必要な3500億ドル分について、
差し押さえ防止策の実施が条件になるとの考えを示した。 (NIKKEI NET 16日 11:22)
