参院決算委員会で答弁する麻生首相=15日
定額給付金、高所得者は「もらわないのが普通」 首相
参院決算委員会は15日午前、
麻生太郎首相と全閣僚が出席し、2007年度決算に関する質疑をした。
首相は定額給付金について「多額のカネをいまもらっていても
『1万2000円をちょうだい』というのはさもしい」と述べ、
所得制限を設けない自治体でも高所得者は受給を辞退すべきだとの考えを重ねて表明。
「1億円も収入ある方はもらわないのが普通だ。人間の矜持(きょうじ)の問題だ」とも強調した。
12日に自ら発表した生活防衛対策の財源に関しては
「財政投融資特別会計や外国為替資金特別会計などいろいろなものがあるが、
生活対策はその中から充てたい」と語り、「埋蔵金」を活用する意向を表明した。
いずれも神本美恵子氏(民主)への答弁。 (NIKKEI NET 13:32)
