米、追加利下げの公算 15日からFOMC、量的緩和も視野


米連邦準備理事会(FRB)は15日から2日間の日程で、

当面の金融政策運営を決める米連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。

景気後退の深刻化を受け、

最重要の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の

誘導目標を過去最低の年1.0%からさらに引き下げる公算が大きい。

市場への資金供給量を増やす「量的緩和」も検討する見通しだ。

政策決定の結果は16日午後(日本時間17日未明)に発表する予定。

11月の雇用者数が約34年ぶりの大幅な減少を記録するなど、

米景気の落ち込みは深刻になっている。

FRBが追加の金融緩和に動くのは確実な情勢で、

政策金利の誘導目標が初めて1%を割り込む見通しだ。 (NIKKEI NET 14日 22:01)