日銀、追加利下げ焦点 18日から決定会合、円高加速に危機感
日銀が18、19日に開く金融政策決定会合で、
追加利下げに踏み切るかどうかが焦点になってきた。
世界的な金融危機の影響で国内景気が急速に悪化し、
ここにきて円高も加速しているためだ。
日銀の内部には一段の金融緩和が必要だとの声も浮上しているが、
10月末に実施した前回の利下げの効果を見極めたいとの意見も根強い。
週明け以降の経済情勢を見極めながら、利下げの是非を慎重に判断する構えだ。
日銀が15日発表する企業短期経済観測調査(短観)は大幅な悪化が見込まれる。
民間調査機関27社の平均予測では、
大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)はマイナス23となり、
9月の前回調査から20ポイント低下する見通し。
この予測通りなら、金融危機が深刻化した
1998年3月(19ポイント)を上回る悪化幅となる。(NIKKEI NET 14日 11:35)