参院予算委員会で答弁する麻生首相=10日 |
首相、内定取り消し「甚だ問題」 参院予算委
参院予算委員会は10日、
麻生太郎首相も出席し経済・社会保障に関する集中審議を開いた。
首相は企業による新卒者の採用内定取り消しの増加について
「これからスタートする人がかなり大きな失望を味わう。
あってはならないことであり甚だ問題だ」と批判した。
年内の衆院解散・総選挙の可能性に関しては
「政局より政策と言っている」と否定。
今年度第2次補正予算案の提出先送りについては
「2次補正、本予算、税制といったものを12月末にパッケージで出す方がより適切だ」
と説明した。
医療スタッフが乗る救急専用の「ドクターヘリ」の導入を促進する意向も表明。
社会保障費の年2200億円の抑制方針の見直しに関しては
「最終的に財源を勘案したうえで、予算編成過程で検討する」と述べるにとどめた。
(NIKKEI NET 10日 21:44)
