製造業の雇用調整加速 非正規社員、主要38社2万1000人削減
製造業の雇用調整が機械、電機など自動車以外の業種に広がり始めた。
コマツは来年3月末までに小山工場(栃木県小山市)の期間社員約400人を削減。
国内全工場で12月から操業日を月間2―4日減らす。
東芝や富士通は半導体部門の非正規社員を削減する。
日本経済新聞社が4日までに集計した主要製造業38社の
派遣・期間社員の削減数は約2万1000人に達した。
非正規社員を中心にした雇用調整が急速に進んでいる。
コマツは建設機械用エンジンなどを生産する小山工場で、
約400人の期間社員全員を削減する。
同社は国内10工場で約2000人の期間社員を抱えるが、
他工場でも順次期間社員を減らし、削減規模は500―1000人規模になる見込み。
(NIKKEI NET 07:00)