首相、追加財政出動に前向き 財政再建路線を事実上棚上げ
麻生太郎首相は3日夜、
2009年度予算編成での概算要求基準(シーリング)について
「維持する」としながらも「100年に一度という状況に果断に対応しないといけない。
色々なやり方は考えないといけない」と述べた。
追加的な財政出動の検討に前向きな姿勢を示したもので、
財政再建路線を事実上一時棚上げする。首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相は歳出抑制との兼ね合いに関しては
「景気対策と財政再建は両立しないわけではない」と語った。
財政出動の方法や中身は今後詰める方向で、
来年度予算の特別枠の増額や補正予算での対応が課題となりそうだ。
与謝野馨経済財政担当相は記者会見で「小泉内閣以来の路線は変更されていない」と主張した。
政府は3日夜の臨時閣議で、09年度予算編成の基本方針を決定。
公共事業費3%削減や社会保障費の伸びの年2200億円圧縮を
定めたシーリングの撤廃を要求した自民党に配慮し、
原案の「堅持する」との表現を「維持する」に修正。
米国発の金融危機を踏まえ
「状況に応じて果断な対応を機動的かつ弾力的に行う」
との表現も加えた。 (NIKKEI NET 03日 23:10)