GM、最大180億ドルの融資要求 再建計画を提出


米政府に金融支援を要請中の米ゼネラル・モーターズ(GM)は2日、

自動車ブランドの削減方針や債務削減などを盛り込んだ再建計画を米議会に提出した。

金融支援としては総額で最大180億ドル(約1兆7000億円)を要求。

今月中に40億ドルの利用を見込んでおり、政府支援が得られなければ、

経営破綻の恐れが高まる。

再建計画には傘下ブランド「ポンティアック」の大幅車種削減、

「サーブ」「サターン」の戦略見直しを盛り込んだ。

サーブとサターンについては売却も視野に入っていると見られる。

一方、取引のある金融機関や債権者らに対しては債務の軽減を求める方針。

労務コストの削減では、全米自動車労組(UAW)との協議により賃金や福利厚生を見直し、

2012年までにトヨタ自動車に十分匹敵する水準に引き下げる。

経営陣の報酬も大幅にカットし、リチャード・ワゴナー会長の年俸は1ドルに引き下げる。

                                (NIKKEI NET 06:08)