FRB、最大8000億ドルの新金融対策発表



米連邦準備理事会(FRB)は25日、個人向けの信用収縮を和らげるのを目的に、


最大で8000億ドル(約80兆円)に上る新たな金融対策を発表した。


ローンを裏付けに発行した証券化商品を買い入れるのが柱。


住宅ローン関連で6000億ドル、自動車、クレジットカード、学資などの消費者ローンで


2000億ドルの資金枠をそれぞれ設定した。


金融危機の影響で資金が出にくくなっている個人向けの金融市場をてこ入れする。


FRBが住宅ローンの関連で買い入れる対象は、9月に政府の管理下に置かれた


米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が


保有する債権や保証をつけた住宅ローン担保証券(MBS)が中心だ。


住宅ローンなどの債権は1000億ドル、MBSは5000億ドルの規模で買い入れる方針。


(NIKKEI NET 00:14)