昨日訪問したお客様です


お問い合わせの電話があったとメモが残っていたお客様です


上席にて質問にはあらかた答えたとのことだったのですが


まだお目に掛かったこともなく挨拶さえ出来ていなかったので


早速アポイントをとり訪問してきました


挨拶もそこそこに玄関先で夫人が開口一番


「お宅とは随分疎遠になっていますのよ」


とのこと


前任、前々任ともにあまり顔を出さなかったようです


ヒヤーッと背中に汗が流れます・・・


応接間に通され


夫人と暫し現況の報告などしていると、二階よりご主人が降りていらっしゃいました


「買えたの?」


「いや、インターネットの具合が悪い、今日はもう諦めた・・・」


何事か伺うと、円高もすすみネットで米ドルかユーロの外貨預金をしようとお考えになり


二階の書斎でPCをいじっていらしたのだがどうにもアクセスできなかったそうなのです


「パソコンの修理をしないと話にならないな・・・」と残念そうです


ご夫婦ともにそれぞれに投資いただいているので、ご主人にもご報告・・・


言うまでももなく最悪の相場です


「今は仕方ないな、それにしてもこんな日によくいらっしゃいましたね!」


「この前、私が○○の質問に電話掛けたから、わざわざ来て下さったのよ」


と、相場や金融情勢など話していると


スーッと夫人が席を立ち


戻ってきて席についた時、なにやらノートを広げています


覗こうとすると、笑って隠されてしまいましたが


そのノートはインデックスで項目毎に分けられ、細かく数字が並んでいました


「・・・はこんな感じで、これはこうなのよね!」


「○○様!おっしゃる通りです」


私が説明するまでもなくきちんと把握され、相場観も確かなものをお持ちでした


「私はアメリカの大統領選が終わるまでは様子をみるわ、あなたはどうなさるの?」


「外貨定期もつくれなかったし、せっかく、来てくれたのだから○○を少しだがお願いするよ」




こんな時勢です、欲もなく兎にも角にも顔出しした事が気に入ってもらえたようです


真面目にコツコツ


こんな時は結果は後からついてくるかな・・・なんて。