日米欧、金融保証商品の清算機関設立 損失処理促す
日米欧が来年にも相次ぎ、
企業倒産などで将来資金が焦げ付いた場合に損失を肩代わりする
金融商品の清算機関を設立する見通しになった。
日本はアジア市場を視野に入れた機関の設置を検討するほか、
米欧も官民で設立に向けた協議を始めた。
世界的な信用不安の象徴である損失肩代わり商品の安全性と透明性を高める。
企業倒産に伴う損失を早期に見積もり、金融機関の損失処理を加速させる効果を狙う。
損失肩代わり商品は一般に「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」と呼ばれる。
企業が発行する社債などを持つ投資家が、
第三者である金融機関などから損失肩代わり商品を買っていると、
企業が倒産しても元本が戻ってくる。ここ数年、
世界で取引規模が急速に膨らみ、
6月末の取引残高(想定元本)は全世界で54兆ドル(約5400兆円)に達し、
日本の残高は80兆円程度に上るとみられる。 (NIKKEI NET 07:00)