米大手銀行JPモルガン84%減益 サブプライム問題が直撃 7―9月
米大手銀のJPモルガン・チェースが15日発表した7―9月期決算は、
純利益が前年同期比84%減の5億2700万ドルだった。
同日発表の米大手銀ウェルズ・ファーゴも同25%減の16億3700万ドル。
不動産を裏付けにした証券化商品の評価損がかさんだうえ、
住宅ローンなどの個人向け向け金融の焦げ付きが増加した。
信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に端を発した
信用収縮の長期化が米銀大手の収益力を直撃している。
JPモルガンは証券化商品で26億ドル、
M&A(合併・買収)向けの融資で10億ドルの評価損を計上。
証券化商品は担保となる不動産価格が下がった。
M&A融資では株価下落などで買収先の企業価値が減少したのが響いた。
(NIKKEI NET22:47)