米財務省、25兆円で優先株購入し資本注入 大手銀9行が同意
米財務省など金融当局は14日、金融危機対策の詳細を公表した。
金融安定化法に基づく7000億ドル(70兆円)のうち2500億ドルで金融機関の優先株を購入し、
資本を注入する。政府は金融機関の経営者報酬を制限できるほか、
普通株を取得する権利も持つ。すでに大手銀9行が資本注入に同意した。
米預金保険公社(FDIC)は2009年6月末までに貸し出された、
銀行債務の無担保部分を全額保証する。約束手形、コマーシャル・ペーパー(CP)、
銀行間融資などが対象。保証は2012年6月末までの3年間。
また、無利息の決済性預金を2009年末まで全額保護する。 (NIKKEI NET 22:25)