三菱UFJ、モルガン出資を実行 総額9000億円、すべて優先株に
三菱UFJフィナンシャル・グループは13日、
米モルガン・スタンレーに総額90億ドル(約9000億円)の出資を実行したと発表した。
モルガンに対する信用不安を払拭(ふっしょく)するため14日の予定を前倒しし、
13日の米株式市場の取引が始まる前に出資金を払い込んだ。
モルガンの普通株の株価が不安定な現状を踏まえ、当初予定を見直し、
全額優先株の形式で出資した。
邦銀による海外金融機関への投資としては過去最大。
モルガンの経営再建が実現すれば、モルガンとの連携を通じて
三菱UFJはほかの大手邦銀に海外展開で先行することになりそうだ。 (NIKKEI NET 13日 23:17)