NYダウ一時1万ドル割れ 04年10月以来4年ぶり


6日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は


午前10時(日本時間午後11時)過ぎに330ドル超下げ、1万ドルの大台を割り込んだ。


ダウ平均が取引時間中に1万ドル台を下回るのは2004年10月以来、約4年ぶり。


金融安定化法が成立したが、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)に


端を発した金融不安や景気低迷はむしろ深刻化しているとの懸念が台頭。


欧州、アジアの連鎖的な株安も重なって、市場では悲観的な見方が急速に強まっている。


07年10月9日に付けた史上最高値(1万4164ドル53セント)から約1年でダウ平均は約3割安と大幅に下落した。


欧州で金融機関の破綻や経営悪化が続出、ドイツが預金の全額保護に踏み込むなど


米国発の金融不安がグローバルに飛び火し始めたことが警戒されている。 (23:11 NIKKEI NET)