NYダウ大幅に続落、終値348ドル安の1万482ドル
2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に続落。
前日比348ドル22セント安の1万482ドル85セントで終えた。
朝方発表された新規失業保険申請件数が市場予想を大きく上回り、
約7年ぶりの高水準となったことなどで景気不安が強まった。
あすの雇用統計発表を前に持ち高調整の売りもあった。
ゼネラル・エレクトリック(GE)が大幅に続落したほか、
非鉄のアルコア、建設機械のキャタピラーなど景気敏感株が大きく下げ、相場の重しとなった。
前日夜に上院が金融安定化の修正法案を可決したが、
下院の採決結果を見極めたいとの見方が強く、安定化法案を材料とした買いは入りにくかった。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同92.68ポイント安の1976.72で終えた。
世界的な景気悪化懸念などから大型ハイテク株への売りが膨らんだ。 (NIKKEI NET)