野村、リーマンの欧州部門も買収で合意


野村ホールディングスは23日、破綻した米大手証券リーマン・ブラザーズの


欧州・中東地域の株式、投資銀行事業など主要事業、業務を買収することを決めた。


前日にはアジア・太平洋事業の買収を決めており、


北米を除くリーマンの主な事業基盤を引き継ぐ。


高度なノウハウや多様な顧客層を手中に収める。


買収する対象はロンドン、パリなどリーマンの欧州事業。


株式の引き受け・売買、M&A(合併・買収)助言などを担う


投資銀行事業部門が中心となるもよう。


英銀大手のバークレイズなどと競っていたが、


野村が23日までに競り勝ち、買収を決めた。買収価格は最終調整中。


リーマンの欧州・中東事業は2007年12月―08年5月中間期の


営業収益が2億6000万ドル(約280億円)。 (23日 NIKKEI NET)