先日訪問したお客様から伺った話です




「明日からちょっと入院するんですよ」


「えっ、そうでしたか お元気そうにお見受けしていたのですが」


「いえね、ペースメーカーの電池交換ですよ」


「ああぁ、ペースメーカーの電池ですか、電池交換ってどのくらいの頻度でするんですか 」


「初めての交換なんですがね、8年前に入れたんですよ」


「あっああ?、8年間交換なしでもつんですか」


ペースメーカーといえばまさしく人の心臓部の働きを司る機械


高度医療の高性能機器に使われている電池はそんなに長時間の使用を可能とするのか驚きませんか?


そりゃ凄すぎるというのでつっこんでお話を伺ってみると


ペースメーカーの働きからして知らないことでした。


ペースメーカーという名前からして


常に心臓に信号を送り一定の鼓動を保つ為のものだと思っていたのですが


そうではないそうです


不整脈等で心拍が途切れた時や、心停止状態を察知して電流を送る仕組みだと言うのです


つまりは正常に心拍を刻んでいる時はペースメーカーは休んでいるので電池も消耗しないと言うわけです


合点がいきました


折々の検診で電池残量は計測するそうです


自力で鼓動を刻んでいればそれだけ電池は長持ちすると言う仕組みです


「鉄腕アトムみたいですね」


と言ったらお客様はやたらウケていました


しかし、命を守る有難い機械です


胸に埋め込んであるペースメーカーを触らせていただきましたが


皮下に3ミリほどの厚みのある名刺大の硬い膨らみがハッキリとわかりました


医療の発達って凄いです


それにしても好奇心旺盛な私に付き合わされるお客様も大変ですね


仕事そっちのけで話し込むことの多い私です


いつもありがとうございます






【注意】


乗り物等の優先席で携帯電話等の使用を禁止していますが


ペースメーカの近くで(実際には10センチ以上の距離があれば大丈夫だそうです)


通信機器等を使用するとそれらからでる信号を心臓からの信号だとペースメーカーが受け取り


心臓は正常に鼓動していると勘違いし働かないそうなのです


優先席付近では電源を切りましょう!