リーマン破綻、邦銀など損失2000億円超 業績圧迫要因に
米証券大手リーマン・ブラザースの破綻に伴い
国内金融機関も同社への融資や関連投資の損失処理を迫られている。
三井住友フィナンシャルグループは16日、100億円程度の損失が発生する見込みだと発表。
みずほ信託銀行も118億円の損失を計上する。
他の金融機関も影響額を精査しており、破綻の余波が広がってきた。
銀行や証券会社、生損保会社など国内金融機関が同日、
公表や聞き取りなどによって明らかにしたリーマンへの融資や関連デリバティブ(金融派生商品)取引、
株・社債などへの投融資の総額は4400億円超。
このうち担保や損失回避のためのヘッジ取引などで保全されていないのは2300億円以上に達する。
(NIKKEI NET)