昨日お訪ねしたお客様です。


応接間に通されると、まず目についたのが紫の鮮やかなアジサイでした。


あいさつもそこそこにそのアジサイの話で盛り上がりました。


母の日にお嫁さんから贈られたとのこと


息子さんは海外単身赴任中と伺っていたので


「母の日にお嫁さんいらしたのですか?」


「孫を連れてね」


普段東京のマンション暮らしのお孫さん二人9歳と5歳の男の子


お庭ではしゃぎ、家中を暴れまわって帰っていったとのこと。


「よくお孫さんは、来て嬉し、帰って嬉しって言いますものね」


「そうそう、もう疲れちゃったわよ」


といいつつ嬉しそうです。


お嫁さんから贈られたアジサイは上手に育てると12月まで咲き続け


紫からピンクへと色を変えていく新品種とのこと


ただ12月まで花をもたせるには手入れが大変


それでなければ庭に地植えにすれば毎年花を楽しむことができるので


「お母様で判断してください」


と言われたそうです。


「どうした方がいいと思う?」


「ピンクになるのを楽しめるのはいいですね、でも鉢植えでは手が掛かりそうですね」


「どうした方がいいか嫁に聞いた方がいいかしらね」


と迷ってらっしゃいました。




お客様とおしゃべりしているとご家族の話になる事が多いです。


まぁ、私の方からヒアリングしている訳ですが・・・


お嫁さんの話になるとグチになっていくことの方が多いです。


贈られたアジサイに思案する姿に


嫁と姑の微妙な距離が見えてきます。


人類のかかえた終わることのない永遠の課題なのでしょうね。