【気になる事】
安倍改造内閣
円続落、115円後半
大正12年生まれのお客さまです。
昨年の夏より三人のお嬢様を交え色々とご相談を受けてきました。
それぞれの事情があり、今お母さまは介護付きマンションに暮らしています。そのためにご自宅はここ3年程どなたも住んでおらず、ご近所の方からも不用心であると忠告もあったとの事ことです。
相談の結果、思い出の家は売却する結論に達しました。
それぞれに嫁ぎ遠方に暮らすお嬢様方より
「お願いしますね」
と依頼を受け手配しました。
8ヵ月程を要し、無事すべての手続きが終了、その上で売却資金を含むご資産の相談を受けました。
お母さまの意志を充分にくみとり資金の行き先も決まりました。
お母さまに何枚の書類を書いていただいたでしょうか。住所変更にはじまり私が見ていてもうんざりするほどの書類の数です。
その一枚一枚に丁寧に新しい住所と名前を記入されていきました。ゆっくりゆっくりとミス無く…。
皆の心配をよそに筆圧もくっきりと書類は書き上げられました。
そしてお母さまは深々と頭を下げられ
「よろしくお願いしますね」と
お嬢様からは
「○○さんを信頼していますので。」
との言葉をいただき身の引き締まる思いがしました。
家族の思い出の残る家を処分なさった想い、お母さまのお嬢様方への深い愛情のこもった書類です。
「それでは、お預かりしていきます。」
と精一杯の元気な声を残し失礼しました。
そのずっしりと重くなった書類をかばんに入れ外へ出る頃にはすっかりと陽も傾き、ほんの少し涼しくなっていました。
ひとつの家族の想いに深く関わった事への責任と胸の奥にジーンとしたものを感じつつ会社へと車を走らせました。