こんにちは
心を満たす食生活で なりたい自分を叶える専門家
管理栄養士の川添美佳です
糖尿病の方や
ご家族に糖尿病の方がいらっしゃる方
「糖尿病 食品交換表」を
ご存知の方も多いはずです
病院では、
管理栄養士から栄養指導を受けたり
糖尿病の教育入院の際に
医師や看護師から説明を受けたり
そういうときに使われる
糖尿病の食事療法のテキストです
正式には
「糖尿病食事療法のための食品交換表」
といいます。
食品は
１単位 80kcal（キロカロリー）を基準にして考えます。
ごはん１単位は50g
1日1600kcalなので
朝ごはんは、ごはんを〇単位食べましょう！
とか、こんな感じです。
合併症のこととか
糖尿病治療において大切なことも
分かりやすく書かれているので
読み物としてはいいのですが
私は、病院管理栄養士時代から
患者さまへ
この交換表を使って食事療法の
説明をすることはありません
なぜなら、
「めんどくさい」
「わかりにくい」
「食事がいやになる」
「しんどくて続かない」
「結局、参考程度にしかならない」など。
いろんな理由がありますけど
つまりは、
食品交換表を使わなくても
血糖コントロールできるからです。
使わない方が、
カンタンだし、ラクだし
楽しく食事ができます
だったら、そっちの方がよくない
というシンプルな選択です！
大学では、
食品交換表について勉強し、
これを使って指導することが
当たり前だと教育されます。
今もほとんどの病院で
この食品交換表を使って
患者さんへ説明していると思います。
そして
患者さんも一生懸命勉強するのです
糖尿病の患者さんにとって
食事療法はとっても大切ですから
食事療法に関心をもって
勉強することは
自分を大切にすることになり、よいことです。
でも
目的は、良好な血糖管理をすること
これができればいいのです
それなら、カンタンな方がいいし
ムリなく長期的に続けられる方がいいし。
なにより、食事が楽しい方がいいと思いませんか
まだ経験が浅かった
若かりし頃の私は、
食品交換表を使って患者さんへ説明していました。
でも、この本の知識がある
管理栄養士でも
毎日これにそって食事をするなんて
しんどすぎる
私なら、ぜったいイヤだなーと思ったのです。
そもそも、
食べたもの
食べたカロリーが
100％血糖値に影響するわけではありません。
気温、湿度
その日の体調
元気なのか、風邪気味なのか
生理中か、そうではないか
食事をするときの感情
食べるスピード
食事と食事の間隔
食事の回数
その日の活動量
睡眠時間、睡眠の質などなど。
血糖値の変動には
いろんな要素が関係しています
「１食 何キロカロリー食べた」
「ごはんを何単位食べた」と
細かく計算することの労力が割に合わないというか。
本当に参考程度にしかなりません。
それから
例えば、ごはんと食パン、肉と魚など
同じカロリーの分量（同じ単位）であれば
交換できるルールなのです
ごはんと食パンは、
栄養成分的に似ているグループだとしても
食品としては全くの別物です
交換表できっちり管理していても
主食がパン中心であれば、
やっぱり
それはよい食生活とは言いがたい…
食品交換表を長年使って
食事療法を継続している患者さんもいらっしゃいますから。
もちろん、そんな方には
交換表を使ってお話しますのでご安心を
決して全否定しているわけではありません。
今から、
新たに糖尿病の食事療法を勉強しようと思われている方
食品交換表を使っているけど、
血糖コントロールがうまくいっていない方
糖尿病交換表を使わなくても
食事療法できますよ
がんばらない がんばらない
がんばらない方がうまくいきます
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