多賀宮【名古屋市西区】 | 手が知っている異界の彩~絵師・緋呂 展示館~

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神・仏・天使。そして、「あなた」の光を、緋呂が描きます。陰陽併せ持つ「人間」の中に、すべては在る。
描くべきもの、進むべき道。すべては、手が知っています。

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円頓寺本町商店街の中にある、多賀宮。
滋賀県の多賀大社の分社です…たぶん。

この画像の向こう側が、なかなかナイスな異空間になってるのですが…。
もちろん、写真はナシです。
別に撮っても大丈夫そうな空気感ではありましたが、撮らないにこしたことはない。



ご祭神は、イザナギさま、イザナミさま

延命と縁結びの神様としてお祀りされています。


お賽銭箱の前にどーんと鎮座するのは、「おもかる石」。

最初にまず、持ち上げてみて。
次に、願い事を述べ、再度、石を持ち上げる。
軽くなってれば叶う…。

けど、看板には、「重くなってても叶う」って書いてあった(笑)




とても間口の小さい神社です。
うっかりすると通り過ぎちゃいそう。
お隣がスーパーになっております。


画像を見ての通り、鳥居の前には商店街の提灯が。
そして、「薬力稲荷大権現」て書いてあるのがわかると思います。

多賀宮のご本殿の向かって右側に、その、薬力稲荷大権現さまのお社があります。

そして、向かって左には、倶梨伽羅不動明王が。

写真には写ってないけど、提灯にも当然、「倶梨伽羅不動明王」があります。



三つのお社に、それぞれ、ひらがなでご真言が、紙に書いて貼ってあります。
達筆…ある意味達筆…かも…という…ええ。

倶梨伽羅不動明王はいいとしても…なんだか、イザナギさまにご真言?って、ちょっと不思議な感じ。

まあ、どっちみち私はそういうの唱えるってホントに、ないので…なんでもいいけど。



ここは、円頓寺本町商店街の氏神さま。

円頓寺本町商店街は、「那古野」です。


那古野といったら、私の、自分がこんな風に神様描くことになるとはカケラも思っちゃいなかった頃から「落ち込むと、やたら歩き回る」ところ。
やたら歩くのは円頓寺本町商店街よりも国際センター寄りの、四間道(しけみち)界隈が多くて…去年の4月にやらせていただいた作品展会場の蔵は、その中にあります。

円頓寺本町商店街まで歩いてみたのは、その頃よく一緒に行動していた友人が「歩き回る」ことによくつきあってくれる人だったので、四間道に行った後、名古屋駅まで歩く時に、ゆっくり見て回ったのが初めて。

多賀宮はその時見つけていたけど、実際参拝したのはもっと後でした。

今は、通勤途中…こっちへ回るとかなり遠回りなので、気が向いたとき帰りに歩くルートになってるのです。
なので、いつも、通りがかる時は夜になってるから。
素通りが続いておりましてね。
イザナミさま・イザナギさまを描く前に朝参拝して以来ですね。


今回は、先日名古屋に来てくれた奄海るかちゃんから、「カグツチさん参ってきて」と言われたので、翌朝に行きまして。
どうせならそのまま歩いて通勤したら、円頓寺本町商店街通ってこちらも久々に参拝できるな、ということで、行ってきました。

迦具土社については、こちらの記事をどうぞ→★★★
迦具土社も、円頓寺商店街を歩いて帰ってくるルートで名古屋駅まで戻る時は、前を素通りしております。
多賀宮もこちらも、通る時は黙礼だけはしてくるんだけどね。




そんでもって。
今回、この記事を書くのに、多賀宮の住所が間違いなく那古野なのか…とか調べてる過程で、那古野ではないがとても近いところに、スサノオさまとカグツチさまが一本の石碑に併記されている「須佐之男社迦具土社合殿」なる神社(しかも神社は別の名前)を見つけました。

写真を載せているブログさんも見つけたし。
場所は、もう、かなり頻繁に車では通っているところのすぐそこだったから、だいたいわかる。

今度、ちょっと寄ってみようかなと思ってます。

これから暑くなるし…だんだん、参拝は遠慮したい季節になっていきますけどもねえ……。