お不動様は修行さす | 手が知っている異界の彩~絵師・緋呂 展示館~

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神・仏・天使。そして、「あなた」の光を、緋呂が描きます。陰陽併せ持つ「人間」の中に、すべては在る。
描くべきもの、進むべき道。すべては、手が知っています。

今日はもう、絵の制作は無理なんで。
無理にやろうとせず、文字書きDayにしました。

文字書きならいつでもOKよん。
精神集中とか全然いらんもん♪



最近あっちにもこっちにも師匠(と私が勝手に思っている方達)が増えたので、ちょっと整理。

私の改名指導をしていただいたのは、「鳳師匠」。

毎回の大阪講座の先生は、くまひげ先生。

護符を書く時にあれこれ教えてくださった友人でありその方面では先生でもある行者さんは、ヤマさん。

スピ業界最初の先生は、TAKAKO師匠。


他にも、あちこちに、勝手に師匠と思っている方は数名おられます。
が、よく登場するのはこのヘンかな。


鳳師匠は、今度お会いしたらブログにお名前出していいかどうか聞いてみます。



んで。
記事タイトルは、先週土曜日に参加してきた鳳師匠の講話会で出たお話で。

鳳師匠はお優しい神様との関わりが多かったので、あまりキツイことをやらされていないが、お不動様と関わりが濃かった時は…という。

「お不動様は修行さす」

だ、そうです。



考えてみたら…私が存じ上げている、キツイ修行を伴って前に進んできている感じの方って。
お不動様つながりの方が、多い。

どうやら。

対価の重さというのも、そういうことにも関係がある……のか。


私が不動明王描いた時は。

頭も痛かったけども、それよりも、腕や肩が痛かった。
腱鞘炎再発かと思いました。

スサノオ様を紙に収まるように圧縮しようとして格闘していた頃の、とにかく寝込むしかないような頭痛。
頭痛だけ取ったらそこまでいかなかったのですが、腕と肩は、スサノオ様とは比較にならない痛さでした。

大きな用紙を延々と色鉛筆だけで埋めていく、という動きをさせていたから、負担はかなりかかってたと思うんですが。
でも、スサノオ様の絵も、鉛筆で延々と埋めていったことは同じですけどね。
絵のサイズも一緒だし。


スサノオ様も、今は、そう簡単には頭痛来なくなりました。
慣れた慣れた(笑)

そりゃまあ、一年半も格闘続けりゃ、慣れもしますって。
結局あの時も、画材の選定を変えて、パステルを捨て鉛筆一本(モノクロ)に切り替えたことで突然するっと収まってくれるようになった感じで。
そういう、「設定間違い」は、あちらの方とのおつきあいには重要なファクターになるのだ…ってことは学習しましたね、ええ。

「わしらを合わさすな、オマエが合わせんかい!」
ですね。

それは、道理なので。
特に反論もございません。


さらに、筆と墨に持ち替えてからは、伝達が非常にスムーズになりました。
おかげさまで、案外と気楽に描ける絵というのも出てきて。
その代わり、量産体制に入らされた感アリアリです。

これから他の神様方を描く時に、痛い場所や痛さの感じとか、何か違うのかどうか、気をつけてチェックしてみたいと思っております。
現時点で、神様方それぞれがホントに個性的で、全くそれぞれ違うってことは、ある程度体感としてわかってるのですが、実際に本番を描かないとホントのところは実感できないのです。



あ、そうそう。

前に、あまりにも次から次へとイメージが来るので、風化防止のために、ちょこちょことメモ程度でもスケッチを作っておいた方がいいのかも…ということを、記事の中に書いたことがあったのです。
どの記事か探すのメンドクサイので探しませんけどね。

で、実際に、そういう風にやってみようとしました。


しかし!

NGでした。


おかしなもので。
イメージは、ちゃんと、わかるのですよ。

なのに、とにかくメモ書きでもいいからスケッチ…という程度にやろうとすると。

不思議ににねえ。

手が、全然、動かないのです。

しかも、頭の方も、どういう風に人物を描いたらいいか、テクニカルにでさえ手に指示できない状態になる。

つまりです。
描き方が、全く、わかんなくなる。


本気じゃない時に呼ぶな!って言われた気分でした。

懲りずに何度かチャレンジはしてみたのですけども。
いつも一緒。

なので、今はもう、そういう無駄な努力はやめました。

普通に人間ぽい絵を落書きするっていうことなら、いくらでもできるんだけどねえ。

ほんとに。
やってくれますよ、あちらの皆様。




今のところ仏様は、お不動様しか描いてないので、よくわかりませんが…。
確かに、説いてわからぬ者には力でわからせる…という役割の御方なわけですから。
ご指導も、キッツイ修行となるのは……わかります。

んー、そういう意味では、日本の神様は、割と、緩い感じですね。

外堀をどんどん埋めていくのは、神様方だと思います。

修行さす、というお不動様は、そういうことではなく、直接ガツンと、それこそ禅寺で座禅中にバシッと叩かれるような感じになるかな…と思いますね。

神様方は、イヤでも本人が気がついて動くように、外周から攻めてくる感じ。

そうそう。
ヤマタノオロチに酒飲ませて眠らせて…という「手回し」です。
絶対に勝つように手を打っておいて、その上で仕掛けてくる、っていう…。

はい、やります。

という返事をするしかない状況にしておいて
「さあ、どうする? 自分で選べ」
とか、言っちゃってきやがるんですよねえ…(-"-;)

あーもう。