わからん | 手が知っている異界の彩~絵師・緋呂 展示館~

手が知っている異界の彩~絵師・緋呂 展示館~

神・仏・天使。そして、「あなた」の光を、緋呂が描きます。陰陽併せ持つ「人間」の中に、すべては在る。
描くべきもの、進むべき道。すべては、手が知っています。

私は常に、自分の道は自分で選択した。

仮に、四方からいつの間にか地固めされ投網に入れられた感覚があっても。
それでも。


そうするしかなかった、ってことはあったかも知れないけど。


それでも。


一択だった、とは。
思わない。



それがどんなに幸せなことか。

選ぶ権利が与えられた、ということが。
それ自体が大きな恵みだということが。





わからない。

本当に一択しかなかった道を来た人に、その道を来て幸せだったんですよ…なんて。

なぜ

そんな言葉を投げることができるのか。



それはあまりにも、感覚が麻痺してやしないか。