おはようございます。

本日は中学1年生 不登校児の長男について。


何度も書いてきていますが


小学校就学時検診で要再検

2年生〜通級指導開始

5年生で不注意優勢型ADHD

     書字障害(ディスグラフィア)

の診断を受けています。




集中できず、文章の意味を理解することや書くことが苦手です。
成績はかなり悪いですが、知的障害はないようです。

中学1年生の夏休み明けに宿題の提出がままならず補習をかなり嫌がってから不登校になりました。

その後学校も話をしてくれ

通級の再開

宿題類を一切なくす配慮

をいただいて、1時間とか登校するようになりましたが

冬休み明けから再度不登校です。




学校、塾での経過 


冬休み前には通級は楽しく行けていたことから

懇談会で支援級に行けないか担任の先生に尋ねてみましたが『適応でないと言われた』との返答。

そして学校からは冬休み明けに相談室登校の提案がありました。


相談室は比較的自由な雰囲気があり、悪くはないと思うのですが、自習スタイルでの登校です。

自習ができない我が子にはハードル高めです。


冬休み明け、初日とあとは数日パラパラと登校し、相談室提案後に一回登校してからはもうずっと休んでます。


給食はこの半年で2回しか食べていません。

先日、給食費支払いを止めていただけないかお伺いしたところ、対応していただきました。



実は塾は通うことができています。

先週面談がありました。

この半年ほどで塾長が変わりました。おそらく長男の経緯も知らないと思われる若いお兄さんです。


学校について尋ねられ

不登校であること

不登校の原因は学習と思われること

をお話しましたが、反応に困っておられ


全員に全教科のテキストを買ってもらうことになった

内申点が大切なので…

高校受験はどこを希望されますか?


という一般的なお話をされるのみ。


内申点なんて縁遠い話ですし…。

塾には通えているので続けたいですが、テキストは勉強できないので勿体ないです…。

高校ですか…?難しいと思っているし、逆にどこに行けるのか知りたいです…

と返しましたが

「はぁ…」と笑顔で困られる。


仕方がないんです。

だってここは一般の塾だから。

そう分かってはいても

私も子どものこと受け入れてきたつもりでしたけれども、話が全く噛み合わず

「あぁ、世の中から置いていかれているのだな」とヒシヒシと感じて心折れた出来事でした。



病院での経過 


診断を受けたときから発達外来に通院しています。当時はコンサータを飲むようになり集中力の改善がありました。

中1の夏休み中にコンサータの効果が特にないと調査したうえで休薬となりましたが、

夏休み明けに不登校になったことを相談し秋から再開しています。


うつのチェックをしてもらいましたが、うつ傾向はなし。


あと一時期「『おい』って呼ばれる」と幻聴?のような症状を長男が訴えていました。

無理をさせてはいけないのだなと思いましたし、なにか精神疾患を併発してしまうのかと心配にもなりました。


そちらも相談しましたが、幻聴の内容など問診してくれ、1週間ほどで消失していることもあってとくに問題ない(のかな?)様子でした。


ほかは処方の継続のみで大きな変化はありません。



家庭内の様子 


長男は家では元気そうな様子です。

朝は起こすと登校できる時間には降りてきて家族と過ごしています。


旦那はこれまで休むことに否定的で学校に行けるよう説得したり、休むと言うと不機嫌になったりしてきました。

私も人のこと言えませんが、それでも休むことを咎めないよう気をつけています。

そのせいか?

朝は旦那がトイレに行ったタイミングなどで「今日も無理」と発信してきます。



その後は1日ゲームをしたり動画を見て過ごしています。

お昼は隣の祖父宅にお邪魔して、おじいちゃんおばぁちゃんとお昼ご飯を食べています。


不登校が再開となり祖母から「たまには帰ってやったら?」と促され

お昼休憩に家に帰るようになり長男は自室ではなくリビングで待つようになりました。私と過ごすのはまんざらでもなさそうです。

特別なにもありませんが、ポツポツと会話してます。


私はお昼休憩に自分が職場で電話を受けるようにしていました。なのでその業務を任せることで負担をかけてしまうことの後ろめたさや(事務所に残ってるメンバーさんは電話対応に慣れていない人が多いため心配でもあります。これまでにも伝達がうまくいかず四苦八苦されてる様子があって…べつに私が残らなきゃいけないわけでもないですけど)、更衣や行き帰りで実質の休憩時間が減ってしまうため気忙しいです。


あとはお義母さんに学校を休む連絡をしたとき「帰ってやったら?」と促されたことで、お弁当を作って家を出るべし!までやってたから、その日は苛立ちと気落ちの感情がありました。

今は帰ったほうがいいだろうなと自分自身で思えているので大丈夫なのですが。

2日目に「今日も帰ってきてくれたの?毎日帰らなくていいよ💦無理しないで」と言いに来てくれたんですが。

お義母さんには長男のこと、心配をかけて申し訳ないです。お昼もとても助かっているし。

今は仕事の調整が難しい日は帰らないとか長男にも説明しながらやっています。




学校、病院、塾以外での繋がりを求めて 




年末に不登校児の親の会に参加してみた私。

子どもがその気になったときに選択肢を提示してやれるよう情報収集すると決めました。



これまでにスクールカウンセラーさんと面談しました。

そこでは長男とまず話をしてくれ、私との面談になりましたが長男が幻聴の話をしたことで「もし症状があるなら私達の範疇ではなく医療になってしまいます」とお話がありました。


あとは自習室登校はあくまで自習なのでそこに通えるなら少人数制の学校への転校を勧められました。


私は支援級に変更できないかなと思いカウンセラーさんとお話してみたかったのですが、そこに明確な答えはありませんでした。


子どもとの関わり方(同じことを伝えるにも怒っていうと子どもは敏感でシャットダウンしてしまう、あくまでサラッと面白おかしく)など具体的なアドバイスを頂き、私の対応はそれでよいと褒めていただきました。カウンセラーさんのお子さんも発達ゆっくりめだそうで、家だとなかなかできないですよね〜などカウンセリングしていただきました。




もうお一人。

放課後デイの相談員さんとの繋がりを求めて職場の方に動いていただいたのですが、そこで出会った方がいます。Iさん、とします。


もと思春期の精神科勤務の方で、私の居住地域には不登校の支援が少ないことからあたらしく事業を立ち上げていくところ、という経緯をお持ちです。


この方は面談までにもラインでやり取りしていたのですが、実際にお話してみてかなり経験もあると伝わってきました。

知識や経験があり、対応も専門的です。そして気持ちが優しい。

今までで1番寄り添ってもらえる人だと感じています。


幻聴について

  • 自分を守るために起こる症状
  • 人と過ごすときにはない、1人のリラックスした空間やタイミングで聞こえてくる
  • なにかのエピソードを期に発症する場合と、徐々に起こるケースがある

と教えていただきました。

すぐ治まったのは対応が良かったからだと思いますと言ってくださり、かなり安心できました。


そしてこの方が立ち上げる通所に行ってみようと思っています。


変わってきた不登校に対する思い 


Iさんは面談以外でラインでも親身に話を聞いてくださるのですが

親の会参加の経験もあって

学校にこだわる必要はない

と思えるようになりました。


Iさんは親の苦しみを十分理解して下さった上で

  • 親が先走っていないか振り返ることの大切さ
  • 子どもにしてやっていることは親のためになっていないか考えることで一歩踏み出せる

ということを言ってくださいます。


Iさんはフリースクールを立ち上げて活動を開始するべく奔走中。まだ場所もお借りするところが定まっていませんが、ひとまず決められた場所はもともと不登校の子どもたちがふらっとやってくるような温かな場所です。ちょっと遠いのだけどね。

見学に行った際には施設管理をされている御夫婦がたまたまおられました。バーベキューもすぐできるようにしてあるし、調理室も自由に使って!餅つきの道具もあるよー、畑もすぐ使えるのがあるし、本も集めているところだよ、と案内してくださいました。


Iさんのフリースクールは、まずは場所代だけで利用させてもらえることになりました。


安心して過ごせる居場所づくり


その子のやりたい!を引き出せる関わり


を目指しておられ、

おとなになったとき「困ったを発信できる人」になれることが大事ですね、

1人で抱えてしまうケースも多いのでとのこと。


彼女とのお話できて私は救われ

私に希望を持たせてくださったのは間違いないです。


長男が学校に行かないと言うたび

葛藤しながら平静を装っていたのが

自然に「いいよ」と言えるようになったし

この数日、長男は行かないと言わなくても行かなくていいんだと認識しているようです。


また学校へ行きたいと思えることもあるかもしれません。そのための繋がりと出席日数確保のため、夕方に学校へは寄っています。

子どもができると思えることを続けていき

どんな形になっても長男を支援していくことが親としての努めだと思っています。


さて、旦那のこともこの記事に書くつもりでしたがあまりに長くなってしまったので、次回へ続きます。