こんにちは。

ゴールデンウイーク。私は結構お休みをいただけて羽根を伸ばしています。


やらなきゃいけないことは色々ありますが、まぁ気が向いたのからやってます。

ひとまず衣替えの準備をだいたい済ませました。それに合わせて断捨離も。


一度にやるのは無理なので、少しずつ。ごみ袋1つ分やるぞ!とかゆるい目標をたてて。家のスペースを空けています。まだまだですが、物置と旦那の部屋以外は一通り捨て活ができました。なんだかんだ物はありますが、溢れなくなっただけでもだいぶ違う!


家事が進むと心がすっきりとします。



4月が過ぎて新社会人の方たちは初任給もらって2ヶ月目に突入のしんどい時期でもありますね。


私、今新社会人だったらこう暮らしたいなとか、こうお金と向き合いたいとか時々考えることがあり、そのうち長男にもお金について教えたいなって思っています。




2022年より義務教育中にお金に関する事項も学ぶことがはじまりました。


学生時代にみなに平等にお金に関する教育(家計管理した上での投資の活用)ができるようになれば、お金に困る人が少しは減るのではないかなと思います。


これまでの日本は『自分のお金に対してオープンにするものでない』という閉鎖的な考えが根強い国だったと思います。
だから正しい考え方というのも広まりづらかった。

NISAなど投資を推進する動きもありますが
実際活用して投資している人の割合はまだ少ないと言えます。

NISA利用者数の変化 


私がNISAを始めた平成29年(2017年)。
金融庁のホームページを見てみるとNISAの口座数は1000万強でした。



そして口座があっても1円も投資していないものが700万。
実際にNISAを使って投資していた人は300万人ほどだったと思われます。

今はどうでしょうか。


昨年末の時点で800万口座増えて1800万口座開設されています。
使われていない口座はNISA&つみたてNISA合わせて700万ほど。

使われていない口座数にあまり変化がないようなので単純に考えればこの5年でNISAを使って投資を始めた人は800万人増えたとも言えるのかもしれません。

300→1100万口座ですから5年間で4倍近く増えたことになります。増え幅すごいなーと感じますが、今の段階で投資している割合としては日本人10人に1人くらいですね。

新NISAでさらに堅実な投資が広まったらいいなと思います。


自分が新社会人だった頃のお金の話 


堅実に投資するにはやはり若い頃から時間をかけてコツコツ、というのが理想です。

自分が若い頃ってどうしていただろう?


思い返せば私が新社会人になったのは今から20年前。

苦労して看護学校を卒業し、国家試験合格して病院に勤めるようになりました。


当時の基本給はたしか180,000円ほどでした。天引きなどされますから手取りはあと少し少なかったです。

夜勤をするようになってからは夜勤手当が付きましたので、手取り20万あたりだったと記憶しています。今の新人看護師さんたちのお給料はどれくらいなんでしょうね?


ちなみに今はキャリア20年、常勤&役職なし、夜勤なし、残業&待機ありで手取り22〜24万くらいです。物価は上がってるのにあんまりお給料って変わらないものです。





当時の私はお金のことなんてなーーんも知らなかったし、病棟業務をこなすので精一杯でした。いや、こなせてなかったなぁ。

どんくさくて人付き合いも苦手で、要領も悪い。とにかく不出来でした。

とても苦労しました。


お給料は月30,000円を天引きで職場の財形に預けてました。育休に入るまでの8年間ほどは積み立てを続けていました。

結婚するまで実家ぐらしで生活費はほぼ不要。月30,000円食費を渡していました。それとは別に夜勤明けや休みの日の家族の夜ご飯は私が買い物して作っていたと思います。



それ以外は

  • 親に勧められるまま付き合いで保険に加入
  • 職場の団体保険、郵便局の養老保険にも加入
  • 余ったお金は給料口座で貯金
こんな生活でしたね。

2年目の終わり頃には200万の新車をキャッシュで購入できていたのでたぶんお金はたいして使ってなかったんでしょう。

いまならこうお金を管理したい! 





過去を振り返ってみると浪費はしてこなかったと思います。ですが、今は投資に触れるようになり、もっと若かったらこうしてたな、って思うことも度々あります。

自分が今思う『新社会人〜独身時代のお金の管理法』を考えてみました。

お金の収支を把握する

社会人になり自分でお金を管理するようになると学生時代より金銭の出入りが多くなります。
自分が1ヶ月生活するためにはいくら必要なのか、なににどれくらいお金を使っているのか。
まずはどうお金が動くのかを確認します。

生活防衛費を貯めはじめる

生活防衛費とは何かあったときの備えとして生活費の半年〜1年分を確保しておくものを言います。基本的に生活防衛費は普段手をつけませんが、使いたいときにはすぐ使えるように確保しておく必要があります。

私がやってきた財形貯金は天引きで確実に貯められましたし、おすすめの方法です。

いくら貯金するかは人それぞれかと思いますが
一人暮らしをされる方は多めの方が安心でしょう。実家ぐらしならいざというとき助けてもらえるのかなと思いますが、社会人としてなるべく迷惑をかけずにすむよう貯めておいてほしいと個人的には思います。初任給が出たら親御さんになにかまとまったプレゼント、してあげて欲しいなぁ。
親になって思うに子からのお礼、うれしいですよね!
私は確か5万ほどの家電をプレゼントしました。

いずれにせよ生活防衛費としての目標金額は自分なら50〜100万あたりです。

保険の入り方は慎重に

新社会人となり保険をお付き合いで契約しました。職場の団体保険にも入り、保険料は月25,000円ほどだったと思います。

保険に入るとき、どの程度の保証にするかどう考えるとよいか…
それは『自分に万が一のことがあったとき養えなくなる人がいるのか、その人にいくらいるのか』が基準と言えます。

独身時代には自分がいなくなって金銭的に困らせる相手というのがいないはずですから高額な保証は必要ありません。

私は保険に3つ入っていました。その内容は

死亡保障5200万
入院日額16000円
終身保険
養老保険は10年で100万ほどつみたて

こんな感じ。
明らかに保険をかけすぎていました。

当時の私に知識があれば団体保険のみでもっと保証内容も減らしたと思います。
入院日額5000円、死亡保障は葬式代として300万くらいでいいんじゃないかな。
浮いたお金を投資に回したい。
保険を見直すだけで月2万以上お金が浮きます。

投資も少額から開始する


その2万をつみたてNISAでベターな投資信託をつみたてた場合…
株式のインデックスファンドを購入した場合年利5%ほど期待できるはずですので

10年後には310万に増えてくれています。
養老保険で積み立てるよりずっと効率がよいです。

複利の力が働くのでその先もっと増え幅が大きくなっていきます。

20年積立を継続できれば運用益は340万。


40年コツコツできれば運用益はなんと2000万になります。

若い頃に積立を開始して継続できれば老後資金の心配はなくなりそうです。

私は40過ぎましたのでここまで複利の力を生かすことができません。
若い世代が羨ましく思います。

私が今、新社会人ならこうしたかった金銭管理 


私なら手取り20万のうち135,000円を固定費として下記のように割り振るかな。

実家に入れるお金 30,000円
保険支払い    5,000円
現金貯金     50,000円
積み立て投資   50,000円

現金貯金は職場の財形で天引き、
積み立て投資信託も引き落としになるので基本的にほったらかしになります。


自由なお金が75,000円残りますのでそれで遊んだり、学んだり自己投資していきたいですね。
若いうちは遊ぶのも大事な自己投資。
ボーナスはしっかり貯めて数年後に車を買いたいな!

もしこのプランで資産形成ができれば
毎月75,000円のお小遣い、ボーナスは好きに使ってOKという環境で

10年後に
現金600万
投資信託770万(年利5%計算)
が達成できます。

若い世代なら十分な資産ではないでしょうか。
もちろん看護師のお給料は少し高めであろうこと、一人暮らしをするなら生活費がかかる…など考えるとこんなふうに貯めるのも難しいかもしれませんが、こんなプランもありではないかと。

新社会人から10年後ともなると結婚や子供の誕生というイベントも発生して貯蓄してきた現金を使う機会が出てきたり(生活防衛費は使わないように注意してくださいね)
収支の見直しが必要になります。

保険の保障額を増やす必要もありますし、
それも夫婦で働くか、子供が何人かで必要額も変わってきます。

個人的には夫婦共働きだとリスクヘッジになりますし、補償額もすくなくなるし、生活防衛費も多くしなくて済むので、夫婦で協力して働くというのが金銭面では理想かなと考えます。

まぁどんな生活スタイルになるかはそれそれなのですが、新社会人〜結婚までに資産をしっかり築くことが、後々の資産形成や家計管理によい影響をもたらすことは確実。
独身であれば、やりたいことにチャレンジできる資金にもなるでしょうし、老後のためにしっかり備えるのもまた一案です。

みんなそれぞれのライフスタイルがあると思います。
いずれにせよ、お金の知識を得ておくことはメリットになる。そんなふうに思います。